「出会い系の女たち(194964編)」 − 家出の訳
- マサミの場合 - 出会い系で結婚した知人の話 今回は出会い系から結婚した知人の話をしようと思う。 彼らが出会ったのはイクヨクルヨというサイトだった。 知人は30歳だった。国公立大学を卒業したのち、建設会社ではなく建設作業員(日雇い)になったという変わり者だ。 ついでに言うと変態で、風俗に行っても女の子に「とにかくま○こが見たい」と言ってまん○だけを見続けたり、 最初の15分は脚だけ撫で回したりヘルスなのに「俺のイクとこ見て」と言いながらオナニーをして帰ってきたりする。 そんな男である。 彼の日課もまた出会い系チェックで、その日はたまたまイククル掲示板(アダルト書き込み限定)を見ていた。 すると、気になる書き込みを見つけた。 「今夜泊まるところを探しています」 彼はすぐにメールを送った。 「うちに泊まりなよ」 彼は1人暮らしだった。 話を進めるうちに彼女がいま名古屋駅に居る事が分かった。 彼の家からは車で1時間半かかるがそこまでたどり着くだけのお金がないそうだ。彼は1時間半かけて迎えにいった。 名古屋駅に立っていたのは大きなバッグを抱えた25歳の女だった。 彼は何も聞くでもなく彼女を家に招きいれ彼女を泊めた。 「鍵はポストに入れといてくれればいいから」 次の日彼は朝早くから仕事だったので彼女を残して出かけていった。 彼が夕方帰ると彼女はまだ彼の家にいた。 冷蔵庫にあるもので夕食が作られている。その日から彼らの同棲が始まった。 彼曰く、泊めた日は彼女に手を出していないらしい。 彼はただ単に泊めただけで貴重品も置いたまま朝出かけて行ったのである。男である。 そんな不思議な始まり方をした彼らの愛ですが、昨年、正式に結婚したそうです。 『正式に』と言うのはなかなか結婚までいくのは大変だったのです。 まず、彼女はやはり、とてつもなく訳アリで家を出てきてる訳です。 もちろん彼の親も大反対でしたが最終的には仲良くしてる彼らを見て許すことになりました。 もうひとつ大問題がありました。 『彼女の籍がまだ抜けていない』のです。 つまり彼女は人妻で手続きをとらずに家を飛び出してきているのです。 籍を抜くのにとても時間がかかり苦労したようです。 彼は前の旦那に土下座しに彼女の故郷へ単身で行ったそうです。彼女が逃げ出したのは前夫のDVのせいなのですが… と、まぁいろいろありましたが夫婦になれたようです。 彼らがこの先もどうなるのかはわかりません。 でもぼくは添い遂げてほしいと願っています。 おめでとうございます。そして祝福を。 (了) |