「隊長、デリヘルで地雷を踏むの巻」    − 母さん!このミカン腐ってる!!




「まえがき」

結論から言おう。タイトルにあるように私はデリヘルで地雷を踏みました。
しかもこの地雷は対戦車地雷と言っても言い過ぎではない程の大きなものでした。
でも僕はまだ生きています。生きていかねばならないのです。



私がいまだ踏み込んでいなかったジャンルがある。それがデリバリーヘルス、
通称デリヘルである。
このデリヘルは割と新しいジャンルと言える。昔はデリバリーといえばホテトルが
主流だったが近年ものすごい勢いで勢力を拡大している元気な業界だ。
私がなぜこのジャンルに手を出さなかったかと言うと、ひとつは顔がみえない、
びっくり箱的な風俗には懲りていた事。ふたつめはコストが割高になる事である。
後者だが私は出張もないし一人暮しでもないのでデリヘルを呼ぶためには、
ラブホテルもしくはビジネスホテルを押さえなければならないので、ホテル代プラス
デリヘル代を足すと下手するとソープに行けてしまう金額になってしまうのである。

しかし今回デリヘルを呼ぶ流れになった。
そのいきさつや詳しい話は面倒臭いしつまらん話なので端折らせてもらいます。


私が選んだのは某人妻ヘルス。ネットで予約ができたので出勤状況を見ながら、
良さそうな女性を選び予約を入れた。
その女性の名はひとみさん。顔はモザイクが入っているので見えないが、写真から察すると
スタイルは申し分無いし、年齢も28歳と、良い感じだ。
HPにはプレイ可能内容も書いてあり、OKが多く、サービスが良いと評判らしい。

私がこの店を選んだのには大きな理由があった。
それは「待ち合わせ」だ。
この店はホテルの部屋に直接女性が来るのではなく、外で恋人のように待ち合わせて
お手てつないで(HPにそう書いてあった)一緒にチェックインするのだ。
何と言う魅力的な話だ。待ち合わせ時間の少し前に、私の携帯に非通知で女性から
電話が入り、お互いの服などの特徴を確かめ合い、路上で出会うのだよ。
何と浪漫チック!考えた店長、アンタえらいよ。この時代、他店との差別化は急務だ。
アンタの店は生き残れるよ、この不景気にアンタ人生の勝ち組だね。

電話が鳴った。
「もしもし↑」急いで電話に出た私は、思わず声がひっくり返ってしまった。
「すいませーん。少し遅れるけどいいですか?」女性は言った。
ハスキーで、ちょっと空気が抜けたようなささやくような声が僕の耳をくすぐった。
Oh!何と素敵そうな人なんだ。遅れる?待ちますよ私は。いつまでも。


10分ほど遅れると言ったが実際に次の着信があったのは30分後だった。
「すいませーん」とハスキーボイス。
構やしないよハニー。僕の心は高鳴った。
「どんな格好してますか?」と女性が聞いた。
「緑色のリュックを背負ってる、それと黒いコート」
「見えました、私そっちに走っていってます。私が見えますか?」彼女の声が揺れていた。
「うーんと、どっち?」
「あっ、今向いてる方です。私は赤い服きてまーす」
赤い服で走ってる?見ると手を振りながら小走りでやってくる女性が見えた。

み、見えた。見えはしたが…。化け物だ!化け物が一直線に走ってくる。
{逃げてー!早く逃げてー!}
誰かがそう言っていた。でも、化け物は素早く往来で私の腕を自分の手に絡め取った。

ここは街のど真ん中だ。みんなが見ている。彼らの目にはどんな風に映るのだろう。
メガネをかけたリーマンが私たちを怪訝そうな目で見ていた。
{こっ、この小太りめ!見られたからには生かしちゃおけねぇ}…そんな気分だった。
遠くにガードマンの姿を見つけた。
{助けろ!早く助けろ!私を救い出せ!テッ、テメーなに見ぬフリしてやがるんだ。
その腰についている警棒は飾りか?それを使え!今使わずにいつ使うのだ?}
そう叫びたかった。


まず女性は絶対に28歳ではない。そして総入れ歯だった。しかも総入れ歯だということが、
一目で分かるような粗悪な入れ歯だった。ハスキーだと思ったその声は入れ歯のせいで
間から空気が抜けているだけだったのだ。
スタイル…、ちっ違うぞ!どっからどう見ても別人だ。いや間違いなく別の人だよマスター!
訴えてやる。ジャローに訴えてやる(号泣)

顔は…、顔は北斗○に似ている。いや、ごめん健介、奴に比べれば北○晶は目茶目茶に
可愛い。ベリープリティだ。
そして背が以上に高い。ニューハーフかもしれん。そんな気もしてきた。嫌だ、僕はノーマルだ。
いや、可愛いならニューハーフにチェンジしてもらっても構わんが…。ぐらいな。。


それでも悪夢の宴は始まった。
詳しい内容は思い出すだけで鳥肌が立ち、目頭が熱くなるので省かしてください。
死者にムチを打つようなことだけは神様も許してはくれません。

ただ、裸になった彼女のカラダには無数のキズ(ムチで叩いたようなカサブタ)とミミズ腫れが
痛々しくあった事だけは付け加えておきます。(彼女の人生にはいったい何が?)
それなのに僕は激しく勃起しました。この事については違うページでお話ししましょう。(こちら

PS.テレビで最近、北○晶をよく見かけますが、その度に化け物を思い出します。
でも、すぐに思います。「北○晶は可愛いなぁ」彼女なら僕、全然OKです。

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