裏モノ探険隊:一風堂へ戻る




「謎の中国人?と結婚した友人」    -お前こそ日中友好の架け橋だ!。。。。 




めでたいんだかめでたくないんだかよくわかんない話です。。



以前書いたレポート。台湾式マッサージ(田舎の裏風俗)の店の前で起こった悲劇(?)です。
そこのマッサージ屋は下に雀荘がありましてね。タマに友人とそこでマージャンやるんですね。
そのときぼくは風邪気味で薬を飲まなければならなかったので麻雀の途中にミネラルウォーターを買いに1人で外へ出ました。
するとドラえもんのような男がたたずんでいた。。夜中の3時である。。。

「隊長?」
そいつがいきなり話しかけてきた。だ、誰だ貴様?
なんだ、高校時代の同級生じゃないか。。やはり地元はせまい。。良かった、風俗帰りじゃなくって。。
いや、べつにコイツなら良いと言えば良いんだけどね、でも数年以上ぶりに会ったのが風俗から出てきたトコじゃねぇ。
なにしろちょっとアレでしょ?今後市長に立候補できなくなってしまうではないか。。。(誰も推さねぇつーの)

さて、そいつは俺が言うのもなんだがとってもモテない奴だし、過去にも英語教材を売りつける怪しい電話が
お姉ちゃんからかかってくるとネクタイをしめて会いに行くというぐらいの騙されやすい残念な男である。
みんなそいつに挨拶代わりに嘘つくのが日課だったぐらいだ。(ちなみに奴の学力はすこぶる高い)

「ナニしてんの?」 どらえもん
「そこでマージャンしてんのよ、お前は?」 隊長
「いや、彼女がそこで働いてて終わるの待ってんだ」 どらえもん

どらえもんが指差した方向には台湾マッサージ屋がある。真夜中にピンク色のネオンが揺れている。
「お前、そこ行ったことあるのか?」 隊長
「ないよ」と、どらえもんは言った。「彼女が来るなっていうし」

ですよね……

そこね、抜いてくれんだよ。。交渉しだいで本番もできるって友人が言ってたし…


などと、言える状況ではなかったのは言うまでもないが、奴から聞きかじったところによると、彼女は中国人で
先日妊娠したので結婚するのだという。。。

うーん。ここで穿った見方をするのはよくない。よくないのだが…。
いや、俺はどらえもんが幸せならそれでいいんだけどねぇ。でもどうしても引っかかるなぁ。軽い残尿感?みたいな。。
なんとなくだがこれはフェアな関係ではないような気がしてしまう。
俺はあいつのキャラを知ればこそ、このように思うのだ。

しかしこの場は「おめでとう」と言って別れた。
俺は雀荘にて友人たちにその話をした。高校時代からのメンツなので全員どらえもんを知っているのだ。
まぁこの場では、ある事ない事を推測しあっただけで終わった。



−その後−

雀荘に居合わせた友人の1人が最近どらえもんに偶然会ったらしい。
どらえもん曰く、彼女が子供を産む為に中国に帰ったが最近連絡がとれなくなり少し心配。。との事らしい。

貯金はすべて渡してあるようだ。送金はし続けているらしい。それが彼女との約束であり彼女の両親が
提示した結婚の条件なのである。なおいろいろ難しくて籍はまだ入れていないそうだ。

彼が騙されているのか、幸せになっただけ、なのかは隊長にはまだわからない。
それどころかもし彼女がどらえもんに対して誠実な気持ちであるならばコレはまったくもって下衆な詮索になる。

でも…、でもだ。。

「また騙されてるって、どらえもん!」


俺が勘違いなゲス野郎である事を祈りたいと思う秋の空。。。。


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