「ソープ童貞喪失リベンジマッチ」 −2番目の女性は母と同世代でした(号泣)
ススキノソープで童貞を中途半端に捨てた私は北海道を縦横無尽に旅していた。 その旅中、頭を過ぎるのはあの日のソープの事ばかりである。 {あーすれば良かった。こう言えば良かった。勿体無い。勿体無い。}だ。 勿体無さすぎて、もったいないお化けが出そうだ。(古い) あんな中途半端に終わるなら「僕童貞ですよろしく!」と爽やかに言えば良かったでは ないか。(言えんなぁワシには…)そうすればもう少し満足できたと思うし{童貞を捨てた}と いう感覚を持てたのだがなぁ。。。。オヨヨ(これも古い) と、いうような事ばかりを考えていた訳である。 -そしてリベンジの舞台へ- 札幌に戻った私はススキノ満足ニュースを手に握り締めコンビニのレジにいた。 すすきのマンゾクニュースはすすきのの風俗情報が載っているありがたい新聞である。 ここに載っている店ならまず、ぼったくりの心配はない。北海道ソープは安く、なんと 言っても総額18000円も出せば高級店で、90分前後の時間もある。私は前回の 反省から2回フィニッシュの90分の店をチョイスした。確か総額22000円だった。 予約は無く、フリーで突入する。 気を抜くとポン引きの魔の手が伸びるので軽くジョギングしながら入店していた。(不審者) ※文章にすると間抜けだけどホントにポンビキが鬱陶しいんだもん。 待合室は人でいっぱいだ。私はほっとした。なぜなら私はビビっているのだ。 半童貞の私は、待ち時間が長ければ長いほど落ち着けそうに思っていたのである。 「お客様どうぞ」ところが店員が真っ直ぐ私のところにやってきた。 何ぃ?早いじゃねぇか。まだ座って5分も待ってないような気がするのだが。。。 ※待っていた人達はどうやらお目当ての嬢を指名した予約客だったみたい。 すすきのソープは基本的に写真指名がなく、姫を選べない。私は祈った。 お願いします。可愛い子でありますように。いや特別可愛くなくても我に普通の子を! -ご対面- そこにひざまずいていたのは痩せた厚化粧のオバさんでした。 {お母さん!}私は思わず叫びそうになりました。(別に母ちゃんには似てないけど) どうやら彼女は案内のおばさんではなく、掃除係のおばちゃんでもなさそうである。 「楓です」 彼女はそう名乗った。あんたがカエデだろうが牡丹だろうが松ぼっくりだろうが知らんよ! それにしても年、行き過ぎてるでしょ?アンタ。 頼む、もう引退してくれ…。 何か色々質問されたけど(年とか出身地とか)あまりよく覚えていない。とにかく 私は自分の境遇を呪った。チェンジはできそうもないし、その勇気もない。急に 彼女、いや熟女に生理がきて違う子と交代、なんて奇跡も起こりそうにない。 故郷を想う…。母ちゃん俺、母ちゃんの同級生と性交します。推定だけど、まず 年は近いと思います。熟してるにもほどがあります。ただ救いはそこそこ綺麗な おばちゃんだという事です。でもそれだけです。もう目の前ではおばちゃんが、 風呂のお湯を沸かしています。あっ、もうすぐ風呂の湯が溜まりそうです。私は そろそろ湯船に呼ばれるでしょう。マットの用意も出来たみたいです。 では、僕は行きます。さようなら。お体に気をつけてください。 親不幸な息子より ソープ歴30年の大ベテラン(推定)に2回イカされた私は車でお茶を飲んでいた。 目の前には高校生とおぼしきカップルが自転車にふたり乗りして走り去っていった。 ふー。。。オイラ遠くに来ちゃったなぁ…。もうどこにも戻れやしないよ(涙) オバはんの舌が私の身体を這い回った。キスはされなかったし、オバちゃんのデッドゾーンは あまり見ないで済んだし69も無かった。それだけが救いだった。 しかしテクニックは凄かったです。彼女ビールガブガブ飲んでたけどね。そんな事はいい、 とにかく…、きついよ!キツいっすよ。半童貞の私には。 誰か私の記憶を消してくれ。だいたい私は最初のソープの中途半端な喪失の記憶を消去したくて 行ったのに、行ったのに、行ったのに。。。。。 「ぬぅぉぉぉぉおおお!」 本土より早く秋の気配が訪れた北海道の広い空に、隊長の叫び声がこだましていた。 これが、1995年…札幌の短い夏の終わりの…出来事だ。 ※純くん風に読もう。 = 北の国家ら 95年夏:喪失 = ※そんなシリーズはない。 童貞喪失3部作 最終章へ(イメクラ編) |