「秘密の小部屋(ストリップ)」    − ひ☆み☆つ☆




ずいぶん昔の事である。
名古屋では有名なストリップ劇場の銀映で、あの{イヴ}のショーが行われており、先輩たちと
一緒に見に行くことになった。
※イヴはノーパン喫茶の女王として人気を博し一世を風靡した女性である。
その当時は神代弓子の名前で全国の有名な劇場をまわっていた。ちなみに現在も現役である。

正直その時点でも全盛期をとっくに過ぎてはいたが、彼女の魅力は健在で素敵だった。
観音様には後光がさしているようだった。良い女だったし勃起した。
最後にT−シャツにサインを貰った。(キスマーク付き)
ステージの最後には{神代弓子(EVE)生脱ぎパンティ争奪チキチキじゃんけん大会(?)}が催され、
大盛りあがり大会となった。私は惜しくも敗れたが、勝ったカマキリフェイスのリーマンが勝ち誇りながら
自らイヴのパンティを脱がし、頭に被っておどけていた姿を忘れる事をできない。
当時は非常に悔しかったのも覚えている。(いま考えたらどーでもいい話だ)



話は変わるがストリップには{秘密の小部屋}もしくは{ピンクの小部屋}といった、ステージの
横あたりに小さな個室が設置されている劇場がある。
場所によっては5千円くらいで外人サンが本番をさせてくれたりするらしい。
ある時、またしても先輩たちと某ストリップ劇場へ。
そこにも前述の{秘密の小部屋}なるものがあった。見るからに怪しげである。
「なんだありゃ。」と、先輩。
「何でしょうね?」と、私。
「さっきオッサンが入っていったぞ。ちょっとお前オッサンに聞いて来い」と先輩。
「スンマセン。無視されました。」私は報告した。
「何やってんだお前。じゃあ分からんじゃないか。」
「そうなりますね。」
「じゃあ、お前ちょっと入ってこい!」
「…。」
私は逆らえる立場には無かった。
{秘密の小部屋}のドアを開けると、オバサンが座っていた。受付のオバサンかな?
「3千円です。」オバサンが抑揚の無い声で金銭を要求した。私は仕方なく3千円を支払う。
「じゃあそこのベッドに横になって」
「…」分かってました。本当はあなたがサービス嬢って事くらいはね。(うえーん)
「じゃあズボンとパンツ降ろして」
オバサンはそれすら手伝ってくれなかった。
「じゃあ始めます」
{じゃあじゃあ}とお前はジャージャービンクスか!(知らない人はSWエピソード1を見よう)
オバサンは僕のヘニャヘニャのチンコにコンドームを被せた。しかもオバサンの両手には
薄いゴム手袋をはめられていた。
ばばぁ、ワシは生ゴミか!お前は歯科医師か?どうせならマスクもしたらええねん!
オバサンは無言で私のフニャちんを上下している。その眉間にはしわが寄っていた。
年輪を感じた。きっとしわの数だけ苦労があったに違いない。ババは目を細めてチンポをしごく。。
おい、ばばぁ!イクか?これで。勃起するか?これで…。くぅ。(涙)

「時間になりました」
しばらくするとババァが言い、帰り際に次回の劇場前売り券を手渡された。早い話がさっきの
3千円は前売り券の購入費用なのね。そりゃたいしたサービスもできんわな。。。。
期限を見ると来月いっぱい…。あのな、わしは試合でこの土地に来とんねん。来月中なんて、
来れる訳ないがな。私は無言で立ち去った。表には次の人が待っていた。
私にはその人に「やめなさい」の一言が言えなかった。すまん。{神よ。彼の人生にご加護を}
私はローテンションで先輩に報告した。先輩どもは笑い転げた。(お前らいつかぶち殺す!)
隣に座っていた見ず知らずの若い兄ちゃんが目を輝かせながら私に話しかけてきた。
「あの部屋って何ができるの?」
彼は私が利用したのを見たのだ。この瞬間、私を無視したあのオッサンの気持ちが理解できた。
でも、私は中で何があったかちゃんと教えましたけどね。。。 
 
PS.前売り券は期限が過ぎてから捨てました。地元の人間にあげるような心の広さを、当時の
私は持ち合わせておらなんだのです。器もチンコも小さめな23歳の夏でした。


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