「ハンバーグの女」    − マスター、いつもの。




その女はデブだった。
シルエットですぐそれ(デブ)だと分かった。
にも関わらず、奴は私に会うなりこのように言った。
「服を脱ぐ前に言っておきたいんだけど、私ちょっぴり太めなの。そこん所は勘弁してね」
何がちょっぴりだ!問答無用のデブではないか。服など脱がんでもわかるわ!
米俵みたいな体形しやがって!しかも、うんこみたいな顔してるし。(察してください)

その店はソープランドで90分2発で大3.5枚。
一発目はマットで抜かれ、ベットに移ってもういっちょという流れ。

コンニャクを見ても勃起するような若者だった私はマットで普通に昇天した。
その後ベッドに移動しマグロになっていた。私はこのまま乗っかってもらうつもりだった。
ところがデブが「こーたーい」とアホな声を出してベッドに横たわったので仕方なく責めに回った。
そこにはどう扱って良いのかわからないほどの巨乳があった。(ただのデブだが)
しかし私はそれを完全に無視して下半身へ向かった。当時の私は20代前半。
相手が余程の化け物でなければチンコは起ち、さらにクンニも好きだったのだ。


私はこの時も、怖いもの見たさと、クンニ好きが高じて奴のアソコに顔を埋めていた。
形は悪くはなかった。色も悪くなかった。意外とこじんまりとした作りになっていた。
私は、初めて食べる時は匂いを嗅ぐ癖がある(これが食い物かどうかは別として)
今回もよせば良いのに舐める前に匂いを嗅いでしまった。
くっさー!くっ、くさい。なんだこのオイニーはっ。鼻が曲がるとはこの事だ。おいおい、この女は
一日に数え切れないほどシャワーを浴びてアソコを洗っているはずなのに何だこの臭さは?
だって、ついさっきもマットが終わってから石鹸で丁寧に洗ってたじゃんぁよ。
おかげで若さで何とか勃起していたチンコも見事に萎えてしまったよ。
それでも気を取り直してもう1度匂いを嗅いでみた。
(※私はあまりにも臭いともう1度嗅いでしまう事がある。そういう事ってあるよね?)
やっ、やっぱり臭いっっ!(当たり前だ)それでも引っ込みがつかないので鼻をふさいで舐めた。
舐めあげた。しかも濡れてきた。(オカルトやがな)
この野郎!ソープ嬢のくせに感じやがって!プロ意識を持ちやがれ!僕の唾液とデブの体液が
さらに加わった事で、いよいよ匂いで意識が薄れていきます。

…もう駄目だ。兄さん、僕先に逝きます。冷蔵庫のエクレア食べちゃってゴメンネ。犯人は僕です。
母さん。母さんが隠してたバイブレーター、僕アナルに突っ込んでオナニーした事あります。ごめんなさい。

ちなみに、そこの匂いは生の腐ったハンバーグのような匂いでした。(匂ったことないけど)
もちろんその後チンコは起ちません。バキュームフェラだろうがディープスロートだろうが、
うどんすすりフェラ(何のこっちゃ?)でもテコでも起ちませんので逃げるように帰りました。
最後にデブからサービス料を要求されましたが、この時の僕にはなぜ払わなければいけないのか
まったく理解が出来ませんでした。

帰り際に、「今度は2回しようね。」と、ハンバーグが気の毒そうに見送りの言葉をくれました。
「2回するどころか貴様とは2度と会わん!」
私は心の中で叫びました。今思えば面と向かって言うべきだったかも知れません。

(追伸)私はそれ以来クンニが好きではなくなりました。どうしてもしなけれなならない状況になれば、
    するのですが、食べる前に匂いは嗅ぎません。それにトラウマとして、舐め続けていると
    匂いがなくてもチンコが萎えてきます。そこから復活するにはフェラが必要で嫌がられます。
    ただしハンバーグは大好きです。ハイ。


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