裏モノ探険隊:一風堂へ戻る




「隊長、のぞき部屋でイクの巻(前編)」    -せんずるが易し




朝、目をさますとどうやら昨晩寝入りばなにメモに走り書をしたようだ。完全に俺の字である。

『エアししょう』

ん?エア師匠?

ご存知の通り俺はアホなので『師匠』という漢字が書けなかったのであろう事は想像に難くない。
が、しかし何だろう?『エア師匠』って。師匠といえばアホの坂田ぐらいしか思い浮かばんのだが…
うーむ。エア師匠?さっぱりわからんな…
これで俺が朝、死んでたらダイングメッセージかと勘違いして周りは混乱するかもしれん。刑事事件に発展するかも…
なお、これはいまだに謎である。まぁいいや、この話はビックリするぐらい今回の話と関係がない。(なら言うな)



俺はこの日、燃えていた。
と、いうのも某風俗店の某女の子に前日から予約を入れていたのである。
しかも120分ロングコース。チンコは短いが時間は長い。ほっとけ。

俺にしては珍しく気合が入っていて、何しろ一週間前からこの日に合わせて体調を整え、十分な睡眠、十分な栄養、
さらに5日間のオナニー禁止というとんでもない苦行を自らに課したのである。
さらにその時間に間に合わせる為に仕事を調整。スケジュールを小刻みに調整していた。もう仕事が出来る男って感じよね。(どこが)

そして1時間前に予約の確認を店にいれた。
俺は今、高速道路のパーキングエリアに居た。運転中の電話はいけない、ルールは守ろう。万全の態勢である。

プルプルプル。

「はい、お電話ありがとうございます、○○です」店員A
「俺だ、19時の隊長だ」
「あ、隊長様。ご予約ありがとうございます。が、実は…」店員A
なに?このヤな予感。。
「女の子ですがね、キャンセルになっちゃいまして」店員A
ええええええええええっっ!?
「ど、どどどど、どうして!?」
「前のお客様が乱暴にしたみたいで帰ってしまったんです〜」店員A

あ、あ、あ、アホか!何してくれとんねーん!
たわけー!俺の○○ちゃんに何すんじゃい!(お前のではない)

でも女の子にも店にも何も落ち度はないのだ。

何も言えねぇな、こりゃ。。


店員Aは来てくれれば系列店も含めて7名の中からアルバム指名できるから来てくれないかと懇願されたが、
隊長の心はすでに折れていた。

「股にしますわ…」こう言って電話を切った。

俺はしばらくの間考えていた。

『マジで?』

なにこの虚無感。俺のこの1週間に渡るスケジュール調整はなんだったの?途中友人の風俗の誘いも断ったのに…

色々考えた…

あーせめて高速に乗る前に電話すべきだったのかも…
『せめてハイウェイに乗る前に』って昔ヒムロックも歌ってたもんなぁ。(それはちょっと違うぞこのバカ)
この俺が5日間もオナ禁して臨むなんてそれがそもそもの間違いだったような気もする。
きっとセンズリの神様が怒ってバチが当たったに違いない。(そんな神さんおるんか?)

さてどうする?ここから方向転換して名古屋へ行くのはちと面倒くさいのである。
もう帰っちゃおうかな。そうだ帰ってオナニーしよう。オナニーの神様に懺悔のオナニーをしよう。それがいい。

が、しかしここでまた下らない事を考えていた。


後編に続く。。




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