「遊郭を歩く(信太山編)」       そこは山なの?





信太山に行くと毎回思う事がある。

「セックスってこんなに手軽でカジュアルなものだったかね出木杉くん?」
みたいな。

「女の子をホテルに誘うのにあんなに苦労してたあの頃はなんだったの出木杉くん?」
みたいな。(隊長による出木杉くんの貰い事故です)


なにしろ出会って5分後には性交してて10分後には射精してて15分後にはお別れしてて恐らく2度と会うこともない訳です。
そう考えると少し人生観というか女性観というかセックス観というものが変わってしまうのです。
(まぁ俺は15分でも嬢とおしゃべりする時間も残るけどな)※ニヒル

15分で一通りの性交が完結するというのは本当に凄い事ですよ。
ある意味で性交における異次元緩和です。(関係ない)
こんなに俺に向いた風俗があるかね?いや無い!

取りあえず自分はここの近くに住んでなくて良かったと思います。
もしそうだったら俺の人生は恐らく大きく変貌していたと思うのです。
まぁどちらが正しき道だったのかを理解するにはあと数十年の時間が必要かもしれません。





「このヘンの人じゃないよね」 嬢(パイパン)

「名古屋(方面)から来たんだよ」 たいちょ

「まじで!わたし去年まで名古屋で働いてたんだよ」 嬢(パイパン)

「中村の○○って知らないよね?」 嬢(パイパン)

「あー知ってる知ってる。」 たいちょ(俺を誰やと思とるねん)

「あの店、超流行っててさ。1日9本とか付くんだよ。身体壊れちゃうからこの店に移ったんだ」 嬢(パイパン)





だから男を1本2本で数えるのは止めろとあれほど俺が言ってるだろうが。。

それはまぁ良いとしてそういう価値観もあるんだと感心しました。

だって信太山の人気店で働くのは相当激務だと思うんですよね。
非本番店から本番店への移動になる訳だし。
信太山の(嬢お抱えの)人気店だとピークで1時間で3回転するみたいなんですよね。
それでもやはりフェラ抜きよりも本番抜きの方が楽だと彼女は言いました。

女はわからん。





「ていうか、これ脱毛?」 たいちょ(あそこを指指す)

「うん、エステ」 嬢(パイパン)

「VIOってヤツだね」 たいちょ

「えっ!?なんで男でそんな事、知ってる訳?」 嬢(パイパン)

ふっ。

まぁ俺は女子力高めですからね。
ていうか俺の中でその頃にVIO永久脱毛がHOTワードだったのだ。(どうアツいんだよ)


個人的にはアソコの毛はあった方が良いと思うんだけどな。

まったくアメリカナイズされおって。
子供出来た時どうすんのよ?
俺の母ちゃんがパイパンだったらなんかヤだぜ。
あの優しかったおばぁちゃんがパイパンだったらもっと嫌やがな。

まぁいいか。


うん。。



女はわからん。            (了)


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