裏モノ探険隊:一風堂へ戻る




「ストリップ2008〜2009(後編)」    呼びだせどいつもオーデションの日




2008年3月 リーマンショック後

世界が本格的な不況の知らせを発し始めた。2008年3月です。
日本全体、いや世界中が言い知れぬ不安に包まれていました。
ここ東海地区は自動車産業の町。まさに直撃です。企業は出張を控えていました。



風俗を見ればその町の景気が見える。
コレぼくの持論です。かと言って急激に潰れたりはしませんので少しづつ衰退していきます。
客が減り、店員が減り、活気が消えていき静かに衰退していきます。

どうでしょう?ストリップ。
ストリップは意外とそんな風俗の中でも景気敏感型のような気がします。
風俗の踏み上げ論じゃないですけど呑んだ後に勢いで風俗へ行く人が多いように、ストリップで気分を
盛り上げてから抜きに行ったりするものですよね。
呑みに行かないから風俗へ行く人が減る。
ストリップへ行かないから風俗へ行く人が減る。
でも呑むだけの人も居るし、風俗だけに行く人もいる。
ではストリップはどうか?やはりストリップは厳しい。。

とにかくポラロイドが売れてない。ポラタイムになるとみんな外へ逃げるようにタバコを吸いに行ったりしてるもん。
こないだまであんなに売れてたのに。こえーな大不況。。

さて、風俗のピンクルーム。

昔隊長は入った事がありましたね。(こちら

今回は確信的に入る事にしました。
最初からピンクルームありきで行った訳です。

なんでかって言うと新しく仕入れた勃起サプリメントを試したかったからである。(こちら
それがなんでストリップのピンクルームやねん。

なぜか?俺にもよくわからん。。
オナニーで試そうかと思ったけど、なんかどうせなら女の子に抜いてもらいたくなって、でもストリップの後にヘルス行くのは
高くつくからピンクルームで済ませようと思ったんじゃないでしょうか?(お前は自分の事もわからんのかい)




ここから昨年(2009年)のお話。。


ここは舞台の端に小部屋があって、そこで前売り券を買うと手コキとかをしてもらえるサービスだったはず。
普段ならストリップ見てても勃起なんかしないのにさっきから勃起してチンコが戻らんのだ。なぜだ?中国め。

今日のピンク担当は金髪の外人さんです。
踊りをしないで客におっぱい触らせてた人のようです。ってさっき俺も揉んだけどね。(照)

でも今日なんかこのピンクルーム。。
異常な行列出来てるんですよね。。
今までこんな行列みたことないよ。初めてきたときから20年経つけどさ…

並ぶのもナンなので空くのを待ちました。(舞台を見ながら)

空いたので即効でIN。

中は狭いヘルスみたいになっています。都内の箱ヘルをもっと狭くした感じ。
入ると国籍不明の金髪外人女が金を数えていた。(推定年齢38歳やせ型)
越後屋かお前は。。


「モウオワリナンダケド」

ええっ!?いきなりカウンターパンチやんけ。

「モー。ジャアナタデサイゴネ」

しょうがねーな的な雰囲気で許可されました。ってなんでそんな威圧的なんじゃい。
すでになんか出鼻をくじかれた隊長。こんな時はたいていチンコもくじけるんですよね。
馬みたいな顔だしこの人。。

「ナニ?チケット?」

はい。

「チケットダケ?」

はい。

「チッ」

いま確かに『チッ』って言ったよね?イッタヨネ?このお馬さん。。

「チップチョーダイ」
まっすぐ俺の胸元に右手が伸びてきました。鹿のような瞳で俺を見つめながら。(顔は馬だけど)


なんで?


仕方ないので1000円渡してみた。(びびってる男)

「センエンダケノノ?ドコサワリタイ?」

おっぱいかな。(さっき揉んだしホントはどっちでもいいんだけど)

「オッパイ?ナライイヨ、センエンデ」

ていうか前売り券買ったらピンクサービスでしょ?しかもチップやったのにすっげー不満そうだし。
なんで日本でチップ要求するかな。1000円あったら牛丼何杯食えると思とんねん。

「ヌイデ」

下だけ脱ぐとコンドームを被せてローション手コキ開始です。
すでにどうでもよくなってる隊長は張りのないオッパイを揉みながら色々質問してみた。
と、いいつつもチンコは死ぬほど勃起しちゃってるんだけど。違う違うぞ!俺は貴様に興奮してるんじゃないんだぞ!

チップ多いと他になにできるの?

「サンゼンエンデシタノオサワリ」
「ゴセンエンデフェラティーオ」
「ソレト…」

もったいぶるラクダ。(馬やったんとちゃうんか)

「ホントハホンバンモデキール」

OH!本番もデキールの?(だいたい想像はできてたけど)

いくら?

「イチマンエーン」

たけーよ。デフレ大国ニッポン舐めんなよ。
よく考えろラクダ!ストリップの入場料4500円。前売り券2500円。
さらに1マソ払ったら高すぎる出費だろが。


「イチマンエンハタカイヨネ?」


俺の顔を見たのか大ネズミはそう言った。わかってんじゃない。

「アナタナラトクベツニハッセンエンニシテアゲル。サイゴダカラ」

目を見開く魔女。怖いよ母さん。。

…もういいから手コキ続けてください。密室でふっかけやがって…

しかしやたらこの人、日本語できるんですよね。
日本にいるやたら日本語がうまい外人ってなんか嘘くさいんですよね。
英会話の講師ですら結構カトコト日本語なのにねぇ。


「ライゲツモマタクルカラ。ライゲツハオカネイッパイモッテキテ」


いやだから本番しないから!
お金無い訳じゃないし!(無いやん)

最後に質問しました。

お国はどこ?

すると少し困ったような顔をしたように見えました。

「ウゥクゥライナァ」

OH!、小ロシアウクライナー。(なんでお前がカタコトやねん)

まぁなんかよくわからんが、ガッチリ稼いでください。。



ちなみにこの3週間後にピンクルームは閉鎖されていました。

俺は思う…

こいつのせいで潰れたんじゃないだろうか?
こんなトコで本番なんかさせるから…

あーあ。なんか久しぶりの射精損みたいな。(でも発射してるやん)





オチ:

という訳で隊長の手元には2度と使えない前売り券が残りましたとさ。。



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