「テレクラのおもひで」 − クラブなの?
※この話エロは出てきません。。 テレクラの話 昔、出会い系と言えばテレクラが主流だった。 テレクラのサクラもひどいもんで俺のバイト仲間のクソ女なんてカラオケ屋のバイト中にサクラのバイトしていた。 しかもバイト先の回線使って。なんですかその1粒で2度美味しい、みたいな合理的なバイト方法は? まぁ賢い方法だったのだろうがクズ女だ。そいつの彼氏には心の底から同情したものである。 で、まぁモテないクソ男の俺としてはテレクラでカモられる側な訳です。 目の前でサクラのバイトしてる奴が居るのにこの男はなぜテレクラなんか行くのだろうか。。 あ、いや成田アキラの経営してたテレクラがあってだね、何しろテレクラの帝王がやってるようなお店なんだから サクラなんぞ居ないだろ?というのが俺の考え。ヒマだったし。お金もなかったし。22歳の夏だったし。 そこはとにかく電話が鳴らなかった。たぶんサクラが居ないからこんなもんだったのだろうと思う。 もしくはその2ヶ月後にお店は無くなってしまったので閑散としていただけかもしれない。 俺は待合室で哭きの竜 を読みながらコールを待った。 ちなみにお昼だ。当時ダメ人間の俺は平日の昼間からテレクラへ行ったのである。(お前今でもダメやないか) なお、初めての入店である。 電話が鳴りました。リンリンリン♪ by ミニモニテレフォンより 「もしもし、こんにちは☆」 たいちょ 「バッカじゃないの!」 女 ガチャリ おいおいご挨拶だね。思わず顔面蒼白になりましたわ。 ちゅーか核心突き過ぎて即死するレベルじゃねーか。。名も無き女め。 … 『あんた背中が煤けてるぜ』 俺は哭きの竜をまた読み始めた。 リンリン。 「あ、あのあの、もしもし、あのあの』ビビるたいちょ 「。。。。。」 電話口に出たのはとても気だるそうな午後の紅茶な人妻だった。 どうやらとてつもなく年上のようだ。 俺は入店の時点では真剣な交際相手を探す気持ちだったのでスルーしたい。 しかし人妻の話が止まらないのである。 なんかよくわからんけど会う約束になった。 しかしそこはこの男前伝説で有名な俺である。(当時素人童貞やんけ) 同時に他の女の子と約束をしてダブルブッキングろうと考えていた。 … その後、電話が鳴らずに時間がきたのだけども… ☆ 待ち合わせ場所には生活に少々疲れた感じの32歳の人妻がいた。 今思うとすごく若妻だけどもその頃の俺には少々年上過ぎな感じだった。向こうもたぶん同じ気持ちだったと思う。 ※以下人妻を当時の目線としておばさんと呼びます。 「のど乾いてるもんね。ジュース飲む?」 おばさん 「いや別にのどは別に。。」 たいちょ おばさんはおもむろに自分の手提げかばん(紙袋)からジュースを取り出して俺に差し出した。 パックジュースにストローが刺さっている。っておばさんの飲みかけやんけ。。 しかも飲むヨーグルトって喉渇いたときに飲むやつじゃないよね。。 でも飲まないと非常に失礼な気がして飲んだ。意外と冷たかったので買ってからはそんなに経ってないみたい。。 その後、カラオケに行きたいとおばさんが言うのでしょうがないから付き合うことになった。 カラオケか。。 正直即会い即Hな素敵な展開があると思っていたので内心『めんどくせー』な気分だったように思う。 かといってこのおばさんに性的欲求は沸かなかったのも事実である。 ☆ カラオケボックスで唄うおばさん。手拍子する俺。ぐるぐる回るミラーボール。 なんなの?この時間? カラオケボックス1時間が終わるとおばさんは言った。 「私子供迎えに行く時間だから。」 そうですか、ええそうしてあげてください。。子供喜ぶと思うよ。。 この時点でけっこうどうでも良い感じになっていた。 というか俺は素人童貞なので女の人をどうホテルとかに誘ってよいのかも知らなかったのだ。(今もようわからんけども) 『これがテレクラというものか。。』 打ちのめされた学生の俺でした。。 これが最初で最後のテレクラである。 そしてその後は伝言ダイヤル。現在の出会い系へと繋がるのである。 了 予告。 ここからつらつらと「出会い系の女たち」というタイトルでレポートをUPしていきたいと思います。 |