裏モノ探険隊:一風堂へ戻る
「女王様と隊長(前編)」 −女王様に首ったけ
このバカは年末になるとはしゃぎ過ぎる傾向がある。その年の年末もご多聞にもれずそうだった。 SM系アナル性感言葉責めプレイ ○○ 隊長は某店舗のHPを穴が開くほど見つめていた。 画面の一点を長時間見つめすぎてスクリーンセーバーが動き始めるほどだった。(あほや) 性感マッサージには前から行ってみたかった。今までに性感マッサージ的な店には行ったことがあるのだが、 それほど専門的ではなかったし、あくまでオプションな感じで普通のヘルス的な店だったりしたので隊長としては 何だか軽い残尿感は否めなかったのである。 しかしながらこのHPの店は違った。問答無用の専門店である。ある意味本職ばかり集めてるっぽい。 客もたぶんマニアしか来ない。何だかHPからは「一見はんはお断りどすぇ」的な雰囲気すら漂う。。。。 当時わたしがまだ知る事のない「エネマグラ」という単語すらオプションとして記載されていた。 隊長はどちらかと言えばMである。たぶん…。きっと…。いや…絶対。。んん? 人から「隊長はMだからなぁ」と言われると「誰がドMだ、この野郎!」と言い返したい衝動に駆られるがそれもすでに無理がある。 新地のママが「私まだバージンやねん」と言うくらい無理がある。 でも「言葉責めされたい!イジメラレターイ!!」 そんな衝動に駆られたのである。 完全にMやがな。つーかただのヘンタイやんけ。 それはさておき女王さまにお会いしたいという純粋な平民としての願いもある。 まぁ後から続く者の為に内容を後世に残すという変態レポーターとして使命感には勝てなかったのである。(ウソつけ) で、入店。。。。。。。 この店はマニアが集まる店だけに風俗情報誌には広告をあまり載せていないし外観も非常に「ソレ」とはわかりにくかった。 そして入るなり店員さんがまずこう言った。 「初めてのお客様ですね?この店は前立腺の専門店です。お客様から女の子に触れる事も一切禁止されています。 そのあたりをご納得でご来店いただきましたでしょうか?」 なるほど。迷い込んだのなら即座に帰れ!と言うわけだ。口調に強い意思を感じた。 「ふぁい大丈夫です」 誤字ではない、動揺して返事がちょっと上ずっただけである。すぐに店員がコース内容を書いたファイルを持って戻ってきた。 が。。ようわからんので定番だと説明されたBコースにした。 その他オプションがいっぱいあったがマトモで有名な(?)隊長にはどうも手が出なかった。 だってエライことが書いてあるもん。 「聖水」だとか「浣腸」だとか。。「極太バイブ」とか「アナルフィスト」とか。。。。 極太バイブ。。。 入んない!入んないってそんなん。特殊な訓練でも受けてないと無理だってそんなん。。 アナルフィストって。。。アホか!入るわけないでしょうが!処女膜破れるわボケ!(ないけど) 手が入るって普段お前どんな太いウンコしとんねんちゅー話ですわ。 聖水もねぇ。たいちょうノーマルだしぃ。ていうか女王様はいつナンドキも聖水が出せるように準備してんの? 水でもいっぱい飲んでんのかな?ナゾや。浣腸って!その、やっぱ女王様に見られながら出すんですか? こっ、この変態野郎がっ!!!(お前もじゃ) いやいや隊長の変態とはちょっと種類が違いますよコレは。だって笑えませんもん。 新たな客が入ってきた。 思わずチラ見する。こんな店に来るマニアはどんな奴なんだろう。(お前もじゃい) が、至って普通の若者。どちらかと言えば隊長と同じく爽やかなタイプだ。(真顔で嘘をつくな) その彼は座るなりこう言った。 「めめめめ、メニュー見せてくださいっ!」 あのね、爽やか君…。キミ居酒屋と間違えてないかい? わたしはその後すぐに呼ばれてしまったので爽やか君がどんな「メニュー」を選んだのかは知らない。 次回 「女王の横顔編」 へつづく |