ニュー裏モノ探検隊:一風堂

日本フーゾク。たいちょうのひとりごと

遊郭を歩く(今里新地編)

※HP過去記事です。

 

 

行けそうで行けなかった今里へ。

ニューコリアンタウン的な趣な街だ。

以前は『今里新地』というステキなゲートが目印だったようだが今は撤去されてしまっている。新地自体が見事に町並みに溶け込んでしまっているので見つけにくいかもしれない。

 

最初行ったときは俺も一瞬迷ったがチンコレーダーが軽く反応した路地に入るとすぐに見つかった。軒数はそんなにたくさんではなくて新地にありがちな呼び込みも無いのでありがたくもあるが、逆に言うと自分から『えいやっ』と入らないといけない。

歩きながら思い浮かんだのがこの曲。

『この街のメインストリート、わずか数百メートル。寂れた映画館とバーが5、6軒♪』by浜省 マネー

 

『えいやっ』と入る。

 

おねぃさんに案内される。(推定54歳)

この人は嬢ではない。でも恐らく昔は嬢。
だいたいのパターンでは軒先の呼び込みのおばちゃんは元嬢である。
そう思うと時間の流れの残酷さを感じざるをえない。(人の事は言えんが)で、おねぃさん(推定54歳)と部屋に2人になるだけで反射的に勃起する俺のチンコは大変に優秀だと思う。何ならこの人でもいいか、と思ったぐらいである。()

 

「お先に、ご料金を頂いてるんですよね」おねぃさん。(推定54歳)

 

お茶を持ってきてくれたおねぃさんは値段を幾らか言わない。

まるで試されているかのようだ。一見なのか常連なのかを。

俺は黙って1万3千円を差し出す。

 

「ありがとうございます」と普通に受け取るおねぃさん。

「どんな子がお好みでしょうか?」おねぃさん。

ここは置屋方式で好みのタイプを伝える方式です。

 

「20代後半から30代前半ぐらいで贅沢を言えば痩せてる子います?」たいちょ

「24歳の細い子と30代前半の普通体型の子が居ますよ」おねぃさん。

俺は30代の普通体型の子を選んだ。おねぃさん(推定54歳)はかなり痩せた人だったので彼女が言う『普通体型』の方が良いような気がしたし、こういう2択の場合はえてして年上の方を選んだほうが良い場合が多い。(時と場合による。真似してえらい目に遭っても知らんぞ)

 

おねぃさんはその場で置屋に電話した。

「20分待ちですけど待てます?」おねぃさん

「待ちまぁーす」たいちょ

 

おれはなによりこの建物と部屋が気に入っていた。

引き戸の和室で廊下の外には中庭があってそこは手入れが行き届いているとは言えないものの、獅子脅しがあったりしてまさに日本庭園なのだ。

部屋も広い。普通に旅館として4人ぐらい泊まれそうだ。

入り口も襖の引き戸で非常に趣がある。

ここで20分もリラックスして待ってられるなんて逆に嬉しかった。

 

途中にトイレに行ったが木がスライドするタイプの旧式のドアでいきなり便器が現れる。これもまた良い。

 

20分ぐらいして嬢がおねぃさんと一緒にやってきた。

記憶力がチンカスな俺は顔はイマイチ覚えてないけど嬢はまったくもって悪くなかった。愛想も良い。(これが全てですよ)

 

電気を消して話もそこそこにいきなりキスから始まり股間を弄られた。

非常に濃厚プレイです。

「カッチカッチじゃない。この子なんて名前?」嬢

「ううんん?」

「えーとマーくんだよ。」たいちょ

ホントは樽美酒と言いたかったけどマーくんにさせてもらった。さっき飲んだ勃起薬が効き過ぎているのかこの雰囲気に興奮してるのかホントにカッチカチだった。

「食べちゃお」嬢

嬢は俺のトランクスをずらすとおもむろに濃厚なフェラをしはじめた。

しまった、こんな事ならホテルでシャワーを浴びてくれば良かった。

まさかウェットティッシュで拭くこともなく咥えられるとは思ってなかったもん。

 

嬢の服を脱がして脱がされて全裸になる。

 

「お兄さん、ゴム着ける人?」嬢

暗闇の中で嬢の目と唇が妖しく光っていた。

 

「つ、着けなくても良いの?」たいちょ(迷う)

 
しかしそこで、、


『コブラ、サイコガンは心で撃つのよ』とレディが俺に囁いた。

 

 

「横になって」嬢

ほとんど座布団を3枚並べただけの場所に俺は仰向けになる。

嬢が俺のを掴むと自分の女性器に生であてがった。

「わたし病気は無いから、保証するよ」嬢

にゅぷぷ。

『どうやって保証すんだよ、』と思う間もなく生挿入された。

嬢は俺の上で艶かしく動く。ぼくは揺れる乳房を見ていた。

「ちょっと待った」たいちょ

「どしたの」嬢

「いいからちょっとのあいだ、動かないでね」たいちょ

あんま動くと出ちゃうのよ。

「いや、ゆっくりお願い。出ちゃうから」たいちょ

こういう時は意地を張らずに素直に言うものですよ諸君!
(偉そうに情けない事を言う男)

「爆発は良いよ。暴発はダメだけど。」

嬢は笑いながら言う。俺の経験上ですが合体状態で普通の会話をすると落ち着いて
ゆっくりと性交が楽しめる傾向があります。上で動いてもらったり座位になったりしたあと正常位になる。もう出すばっかりや。

 

ところがだ、なんか引っかかる。半分ぐらいしか入らない。俺のチンコは自他共に認める粗チンなんだがなぜだろう?(自他共に認めとらんわ)

「なんかね、引っかかるんだよね。乾いてるかな」たいちょ

「そう?わたし気になんないけど」嬢

一旦抜いて嬢が自分でアソコに唾を付ける。

で、念のため俺もチンコに自分の唾を付ける。

 

何やっとんだ我らはw

 

一応中に出しても良いのか聞いたが、『むしろ中に出せ』と言われた。
(たぶんシーツが汚れちゃうから)

 

ふぅ。

 

実に濃厚な20分だった。(持ち時間は30分)

ただ今回、シャワーも無い遊郭で中出ししてしまうのは無防備過ぎるような気もするんで、一応反省しようと思います。チッうっせーな、反省してまーす☆

 

でも、『生でも良いよ』って言ってる女性に対して『ゴム着けたい』と返すのは
大変失礼な気がするんだ。

 

と、自分を正当化したところで報告を終わります。  (了)

 

 

2023年追記:

コブラネタがちょうど入ってるんですが寺沢武一先生にこの場を借りてご冥福をお祈りするのと同時に『ありがとうございました』の言葉を記したいです。女の尻の作画にあそこまでこだわっていた最初に漫画人生で出会ったのが寺沢武一先生だったんじゃなかったかと個人的には思います。なぜこの体験記にコブラが出てくるかと言うとこの時に試していた勃起薬が『コブラX』というブツだったからです。どうでも良いですか?そうですか。ぼくの中で女の尻の描写に定評があるのが他には桂正和先生です。これもどうでも良い?いや大事な事です( *´艸`)

 

X(旧Twitter)やってます。たいちょ

遊郭を歩く(信太山編)

※HP過去記事です。

 

 

信太山に行くと毎回思う事がある。

「セックスってこんなに手軽でカジュアルなものだったかね出木杉くん?」みたいな。

「女の子をホテルに誘うのにあんなに苦労してたあの頃はなんだったの出木杉くん?」
みたいな。(隊長による出木杉くんの貰い事故です)


なにしろ出会って5分後には性交してて10分後には射精してて15分後にはお別れしてて恐らく2度と会うこともない訳です。そう考えると少し人生観というか女性観というかセックス観というものが変わってしまうのです。
(まぁ俺は15分でも嬢とおしゃべりする時間も残るけどな)※ニヒル

15分で一通りの性交が完結するというのは本当に凄い事ですよ。
ある意味で性交における異次元緩和です。(関係ない)
こんなに俺に向いた風俗があるかね?いや無いね!

 

取りあえず自分はここの近くに住んでなくて良かったと思います。
もしそうだったら俺の人生は恐らく大きく変貌していたと思うのです。まぁどちらが正しき道だったのかを理解するにはあと数十年の時間が必要かもしれません。





「このヘンの人じゃないよね」 嬢(パイパン)

「名古屋(方面)から来たんだよ」 たいちょ

「まじで!わたし去年まで名古屋で働いてたんだよ」 嬢(パイパン)

「中村の○○って知らないよね?」 嬢(パイパン)

「あー知ってる知ってる。」 たいちょ(俺を誰やと思とるねん)

「あの店、超流行っててさ。1日9本とか付くんだよ。身体壊れちゃうからこの店に移ったんだ」 嬢(パイパン)





だから男を1本2本で数えるのは止めろとあれほど。。

それはまぁ良いとしてそういう価値観もあるんだと感心しました。

だって信太山の人気店で働くのは相当激務だと思うんですよね。
非本番店から本番店への移動になる訳だし。
信太山の(嬢お抱えの)人気店だとピークで1時間で3回転するみたいなんですよね。
それでもやはりフェラ抜きよりも本番抜きの方が楽だと彼女は言いました。

女はわからん。





「ていうか、これ脱毛?」 たいちょ(あそこを指指す)

「うん、エステ」 嬢(パイパン)

「VIOってヤツだね」 たいちょ

「えっ!?なんで男でそんな事、知ってる訳?」 嬢(パイパン)

ふっ。

まぁ俺は女子力高めですからね。
ていうか俺の中でその頃にVIO永久脱毛がHOTワードだったのだ。(どうアツいんだよ)


個人的にはアソコの毛はあった方が良いと思うんだけども。

まったくアメリカナイズされおって。
子供出来た時どうすんのよ?
俺の母ちゃんがパイパンだったらなんかヤだぜ。
あの優しかったおばぁちゃんがパイパンだったらもっと嫌やがな。

まぁいいか。


うん。。



女はわからん。            (了)

 

 

2023年追記:

信太山も少し値上げしましたね。まぁ良い事だと思うのね。

安いとロクな客来ないんでね(←自己紹介乙)

ミナミからだと非常に便が悪いですがわりと若い娘が多い新地です。これ書いた頃は本当にアソコの毛が無い子の方がレアだったんですが今やボーボーの方がレアになってしまったね。あそこの毛が無い子が増えだした時からぼくはフーゾクから少し足が遠のきました。これは個人の嗜好ですけどね( *´艸`)

 

 

X(旧Twitter)やってます。たいちょ

 

遊郭を歩く(かんなみ新地編)

※HP過去記事です。

かんなみは現在営業していません。

 

 

かんなみはぼくがとても好きな場所です。
ガラも悪いしヤカラみたいなのもたくさん居るけどね。(客)

ここは非常に営業時間が短くてね。
夜7時にならないと開かない。11時ぐらいに終わる。
そこもまた儚くていい。
朽ち果てそうな建物もいい。

1度早く着き過ぎて明るい時間に観察していました。

すると『いかにも』な人が『いかにも』な車に乗って女の子を送ってくるのに出くわしました。ヒモなのか手配師なのかはよく分かりませんけどね。そらもう次々とピストン輸送されてきていました。

料金は20分1万円。もしくは1万1千円。時間も金額も結構アバウトでした。
お得感がありますがシャワーはないです。

だが、それがいい。

20分とか言うけど実際もっと短いような気がします。(オメーが早漏だからだ)

ババァの客引きの掛け声は他の新地と比べても一番威勢が良くてエグい。

「ちょっと兄ちゃん、見てやってこの乳!」 みたいな声が掛かります。

「1万1千円の千円ってなんやねん?」 客

と、ある客が聞いた。

よくぞ聞いてくれたとその時は思ったがババァはこう言った。

「消費税やっ!」

相当前の話なんですがその頃からすでにこの地域の消費税は10%らしい。
とは言え、キリの良い1万円でやってるところが大多数のような気がします。
値切る客が多すぎて1万にしたとかしないとかいう話も。。









私ね、今週でやめるんだ!だからあと2日で終わりだよ。
指入れ以外は何しても良いからね。どうしたい?

うん、ゆっくりね。わかったー(笑
キスいっぱいしたい?うんわかったー(笑

私ね、じつは来月結婚するんだぁ!

「へぇ!おめでとう!」

うん、ありがとう☆
で、今年ずっとOL辞めて花嫁修行中だったんだけどここも今週で辞めるんだ。るんるん。

「へぇ。」ってえらいトコで花嫁修行してたねアンタ。。

両家の親族ひっくり返るよ。
ていうか全ての関係者がひっくり返るか。。

でもとにかくおめでとう☆

さらに一期一会確定で来月にはこの子は人妻とか。
胸が熱くなるな。思わず寒さも吹き飛ぶわ。(冬のお話ね)

いいかい、老婆心で言うよ、

『もうここへは帰ってくるんじゃないよ』

ってなんか出所を見送る看守みたいですが。。

でもまじで。

『もう帰ってくるんじゃないよ。』

『そしてお幸せに。』



と、きれいにまとめましたが、メガネの痩せててボインに大興奮してベロベロしてゆっくりしてくれたのにやっぱり早くいってしまった俺でした。


外ではまたガラの悪いヤカラがガヤガヤと騒いでいた。


『冷やかしなら帰ってくんなっ!』

と、なぜか心の中で江戸っ子口調で毒づいて俺は出口でもらった熱いお茶缶を飲みながら駅へと向かって行った。


(了)

 

 

2023年追記:

ん-ー近年閉鎖されましたね。惜しい、惜しいんだけどここまで許されてたのが奇跡だったのかもしれません。若かりし浜ちゃんも行ったでしょう(知らんけど)松ちゃんも行ったでしょう(知らんけど)尼崎=大阪という謎認識が関西にはあってね、『東京』ディスニーランドみたいな感じ?(叱られるぞ)だから許されてたのかなぁ。大阪の新地は良いのか?大阪はソープがダメなんですよ。なんや知らんけど大阪万博の関係かな。(1972年の万博な)だから新地は許されている、と言うのがぼくの認識です。でもアマって兵庫やん。福原あるやん。今まで見逃してもらって来たけどついに清算されたというのがぼくの勝手な認識です。あとは冷やかしがマジうるさかった。阪神ファンが勝っても負けてもあの恰好で騒ぐのも近所迷惑だったかも。タイガースファン、そういうとこやぞ。東南アジアみたいなディープさが良かったんだけどねー。無くなってもかんなみの話はまだ語りたい事があるのよね。

機会があったら思い出話しますね(*´ω`*)

 

X(旧Twitter)やってます。たいちょ

遊郭を歩く(松島新地編)

※HP過去記事です。

 

 

 

 

近所にね、パンツ見せると100円くれるおっちゃんが居たんよ。まだ子供だし何でそんなんでこの人お金くれるのか分からんかったんよ。でも友達と一緒に放課後に順番にパンツ見せに行って100円ずつ貰ってね、みんなで駄菓子買ったりアイス買ったりしてたんよ。

でも何回か行ってるうちに1人の子が

「あのおっちゃん気持ち悪いからもう行かない」

って言うたんよ。

それでみんなも口々に「気持ち悪いな」って言い出して誰も行かなくなったんよ。おっちゃんって言っても今思うとまだ若くて25歳ぐらいだったかな?今のあたしよりずいぶん年下やんね。(笑)ほんならウチはすごいおばはんやんね。けらけら。


せやけどな。。


ホンマはウチだけまだ行ってたんよ、パンツ見せに。(笑)


ほら、ウチとこ周りのみんなと違ってお金無いんよね。貧乏ってほどやないけどせがんでせがんでやっと100円貰えてたんね。みんなと違うてお小遣いくれるおばぁはんもおじいはんもおれへんからね。パンツ見せるだけで100円くれるねんからねぇ。

 

見せるだけやで?楽やんか(笑)

 

ホンマ言うとウチより貧乏な家の子は他にも居てたから言い訳にはなれへんね。そしたらある時、おっちゃんがこう言ってん。


「他はもうけぇへんのか。ほんならパンツ脱いで見せたら千円やる、」て。


千円?千円やて?千円やで?しつこい?(笑)


せやけどそんくらいの衝撃あったんやで。パンツ脱いだらお菓子10回分まとめて貰えるんやで。それもおっちゃん近づいて見ぃへん言うしな、なんかウチこのおっちゃんのことなんか信用しとってん。何か分からんけど信用しとってん。今思うとおっちゃんのお金を信用しとっただけかも分かれへんんけど不思議と信用できてん。

 

ほんで何回も見せてた。恥ずかしかったのは最初ん1、2回。(大笑)

 

おっちゃんほんまにちゃんと距離置いて見ててんね。

触ろうともせえへんし、あ、1回だけ、、


「手で開いて見せてくれ」


言うたけどウチ「それはいやや」言うたらもう言わんようになったん。
おっちゃんほんまに見るだけで何分かしたら「もうええで」言うて千円くれてた。今思うとインポテンツやったんかもしれへんなぁ。せやけど、そのうちこのおっちゃん居らんようになってしもてね。

せやねん!ウチの減らない財布無くなってもうてん!(笑)


ウチおめこ見せるつもりで何回か行ったけど居れへんねん。(笑)


千円は?千円は?てパニックなってたわ。(大笑)


うーん、今思うとこの経験がウチに、おめこはお金になる、言う事を教えてしもたと思うねんね。せやけどべつにあのおっちゃんのせいにする訳やないで。

 

せやけど知ってしもうてん。。それはほんま、、

 

せやからいまだにこんなトコに座ったままでちっとも上がれへんのやわ。(笑)

 

 

「あけみちゃーん」

 


階下からおばちゃんが嬢を呼ぶ声がした。
外からは通りを歩く人たちの話し声が聞こえてくる。
遠赤外線ヒーターの埃が燃えるにおいがする狭い部屋で、もうすぐ春なんだなと思う。

(了)

 

 

X(旧Twitter)やってます。たいちょ

 

出会い系の女たち(元遊郭嬢あきの場合)

※HP過去記事です( *´艸`)

 

 

- 元風俗嬢あきの場合 -   


人妻のあきと会ったのは夜の10時からでした。(ハッピーメール)
すごく近くでの書き込みがあって、本来ならばそんな危険な橋を渡るべきではないと思うのですが、やりとりしてるうちに何か引っ込みがつかなくなってしまいました。

なぜ人妻が夜の10時から?

初めは不思議に思ったんですが意外とこの時間帯は人妻のゴールデンタイムなのだとあとで知りました。

某パチンコ屋の駐車場で待ち合わせる。
時間通りに現れたあきは先ほどメールで教えた俺の車の助手席に乗り込んできた。
バッチリメイクで車内に香水がプンプン漂う。
昼間に送ってもらった写メとはずいぶん印象が違った。昼間の写真は普通の人妻に見えたからだ。今回、俺も自分の写真を送っていたのでなんか彼女は安心モードになっていたようだ。やっぱり知らない人と会う訳だから互いに警戒はあるものなのです。

近くのラブホへ向かう。

部屋に入ると彼女は「今日は朝まででも大丈夫」だと言う。
いやいや、俺が大丈夫じゃねーよ。
どうやら夜10時に待ち合わせというのは子供たち(3人)を寝かしつけて(旦那も含む)からしか家を出られないからだという。※他に夜に会った人妻も同じ事を言ってた。



そこから彼女は自分の半生を語り始めた。(なんでやねん)
ちなみにラブホに入ってからベッドに入ったのは2時間ぐらいあとだった。
そのぐらい彼女は自分の人生を語り続けたのである。
取りあえず一発やりませんか?出会い系なんだし。(心の声)

あきは滋賀県に生まれた。
高校を中退してからスナックで働き始めてそこで知り合った客とすぐに結婚する。結婚後は金沢へ移り住んだが旦那が絵に描いたようなクズだった。生活費を家に入れない旦那のせいで彼女はすぐにキャバクラ嬢となる。旦那は生活費を入れないどころか実は働いてもいなかった事がのちに判明。
やがて彼女は妊娠出産する。いよいよお金が無い。
追い込まれたあきは離婚を申し出るが、その話をするたびに殴り飛ばされた。
そして殴ったあとは旦那は泣いて詫び「俺はお前が居ないとダメなんだ」と言う。典型的なチンピラやヒモのやり方だ。サラリーマン金太郎にも描いてある。

あきは子供を育てながらキャバ嬢をやり続けていたが旦那はクズのままだった。彼女の名前で借金を繰り返していたのである。その額は3人目の子供が生まれる時には1000万を超えていた。全てにおいて限界を迎えたあきはついに離婚を決意する。
今回、旦那は彼女を殴らなかった。しかし離婚する条件を出してきた。

1.慰謝料は払わない
2.養育費は払わない

どちらにしろ元々こんなクズに期待できるものではないし、彼女の一番欲しいのは自由と離婚届の判だけなのだ。
彼女は了承した。
離婚して彼女が得たのは自由。残ったものは愛する3人の子供。そして1000万の借金だった。彼女いわく、自己破産だとか元旦那の借金だとかいう理由で破棄できる類の借金ではなかったという。ウシジマくんかな(´・ω・`)

彼女にはもはや選択肢は無かった。

ちょんの間で働くことにしたのである。
そこで住み込みで働く事によって借金をある程度肩代わりしてもらえたらしい。(あくまで利息分だけどあとは元本を返せば良いと女将さんがナシ付けてくれたようだ)彼女にとっては渡りに船だろう。

だが…

ふとこんなセリフが俺の頭をよぎる。
「あちきは廓の中の鳥でありんした」※鬼奴バージョン


正直ね、今の風俗嬢ってさしたる理由もなく風俗嬢になるんです。
最近聞くのは「新しいスマホが欲しいから」とか。

スマホってタダのやつあるじゃん。って言うと「毎月の維持費が払えない」とか言います。ていうか「アイヒョンじゃなきゃ嫌!」お、おう(´・ω・`)ソウダナ
そのぐらいカジュアルです。わいの金玉ぐらいに軽い話。


あんま軽い気持ちで入ると一生抜けられないかもしれんよ嬢ちゃん。


一方であきは毎日泣いていたそうだ。
ちなみに話しながらも彼女は号泣していた。

(俺って今日何しにきたんだろう…いやまじで)



「あ、ごめんね。こんな話しちゃって。でもあとから天国が待ってるからね、うふ」 あき

天国って。。本当に召されるんやないやろうな俺。。

このとき、すでに日付は変わっていた。  

 

で、今は再婚していて旦那もちゃんと働いている人らしい。

「あ、ゴムは着けてね。言っておくけどワタシ我慢汁だけで妊娠したことあるからね!」 あき

いや着けるけどさ。むしろ着けたいけどさ。『我慢汁』ってアンタ。。

で、借金完済して再婚もしたのになんで出会い系?しかも割切り。。

「うん。来週新装開店だから」 あき

そうか、銀玉に変わるとか、胸が熱くなるよな。(ならねーよ)


と、いうわけで出会い系の割切りは好きでやってるみたい。家を出る口実にもなるし羽伸ばせるしみたいな。なお、あきはBMに乗っている。さっきはボロイ車できたけどそれは旦那の車で、なぜそうしたかっていうとベンベで乗り付けると会う人が引くからだそうな。ってその話もなんか引くわい。。

そんな彼女にとってもやっぱり出会い系で会う人は変な人も多くてひどい人も多いらしい。

一番ひどいやつの話を聞きました。


ちなみに出会ったのはハッピーメールじゃなくて某評判のよくない出会い系サイトでした。(名は秘す)会ったときはただ単に無愛想なだけかと思ったら、セックスになったら態度が豹変したそうな。

バックでやってるとき。。。

「もっと締めろーーーーー!」 男
「ええええええっ!?」 あき


「それでお尻パチンパチン叩かれたんだよ。ひどくない?アタシってそんなに緩いかな?」 あき

うん。ひどい話だけどそれすごく答えにくい話です、あきちゃん。
しょうがないのでこう言っておいた。

「緩いんじゃなくてそいつのチンコが小さいんだよ」 たいちょ ←お前が言うか?

さらにそいつは終わったあと金を床にばら撒いた。

「拾えーーーーーー!」 男
「えええええっ!?」 あき


「まぁ拾いましたけど(笑)」 あき
彼女はとても明るく朗らかな子です。でも色んな意味で男運が悪い。そいつはサイテーだ。

さらにこの男は帰り際にこう捨て台詞を吐いたそうだ。

「お前みたいな、女はな!」 男
「はい?」 あき
「スーパーのパートで天ぷらでも揚げてりゃいいんだよっ!」 男

「えええええっ!?」 あき

ひでー。『天ぷら揚げとけ』 ってひでー。
かりにも裏風俗で借金返済した女やぞ。
でも悪いけど聞いたときは大笑いした。ヒキツケ起こしそうなぐらい2人で大笑いした。

ただここで言っておくけど彼女はそれなりに可愛い顔してますよ。(デブだけど)
すごく愛嬌もあるし巨乳だし。(デブだけど)
それに結構若いんです。(老けてみえるけど29歳だった)
話も上手だしサービスも良い。(デブだけどね)

「もう1回する?」 あき

いやもういい俺。なんかお腹いっぱいだもん。
この 「天ぷら男」 に比べれば他にはそんなひどい人は居ないみたいでしたけどすっぽかしは普通みたい…


帰る時にはもう時刻は夜中の2時を軽く回っていました。

あきは異常なヘビースモーカーで一緒にいる間だけで煙草を1箱吸った事を付け加えておく。


あーあ。面白かった。


ちなみに彼女とはその後、何度かメールのやり取りはあったけど会わず仕舞いでした。    (了) 

 

2023年追記:

この頃は携帯出会い系が全盛期を迎えていて、あきと出会ったハッピーメールワクワクメールが2大巨頭でありまして、当時はサクラだらけだった出会い系サイトに一石を投じるサクラの居ない出会い系の先駆けと言えました。この一連の記事をきっかけに投稿レポートコーナーが出会い系レポートでちょっとしたお祭りになりました。それはもう掲載が追い付かないぐらいのペースで送られて来ました。旧HPの投稿レポートは499ありましたがその中の半数ぐらいが出会い系レポだったように思います。(勃起サプリレポートを除きます)携帯出会い系がマッチングサイトに置き換わってからは巡回するのをやめましたが現在はチェックするようになりました。今のところ見る専です。

 

おっと、彼女が今、HAPPYでありますように(*´ω`*)

 

 

X(旧Twitter)やってます。たいちょ

 

出会い系の女たち(和代の場合)

HP過去記事です。

 

☆ 

 

- 和代の場合 -

なんだかその日は少し疲れていたし多分自暴自棄な気分だったのかもしれない。
真夜中に目が覚めた俺はワクワクメールのアブノーマルコーナーにアクセスしていた。

で、書き込みをしてみる。

やられ気分なので書き込みもかなり乱暴だった。


「触られたい。いじられたい。弄ばれたい。」


それだけですか? (byアムロ)


いつのまにか寝てしまったが激しい頭痛で目を覚ました俺はアスピリンを飲み込んでいた。(真夜中)しばらくして冷静になった俺はちょっとこれはまずい書き込みをしてしまったなと思い直して削除する事にした。

するとどうやら少し前にその書き込みに返信があったようなのだ。


「私は30歳の子持ちです。罰イチです」

と書いてあった。


うーむ。バツイチを罰1回と書くあたりヤバめな匂いがするのだがあんな俺のイカれた書き込みに対して返信してくる女とは一体どんな女なのか興味があった。

あえて核心には触れずに当たり障りのない内容で返信してみた。(半分寝ぼけてる)

「蘭さん。メールありがとうございます。。。。」

するとまさに1分も経たずに返事が返ってきたのである。

「私、本当は蘭じゃないよ。和代だよ。メルアドはこれ。。。。」 和代


最後に携帯の実アドが書いてあった。思わず目が覚める。


こんなに潔く、しかも1回目の返信で実アドと本名教えられたら俺ももう逃げられないではないか。俺も本名の下の名を書いて携帯アドレスから返信した。


そこから彼女とのやりとりが始まった訳です。


俺の返信は遅いのだが相変わらず彼女の返信は早かった。
そして彼女の文面はいつもネガティブだった。ハッキリ言ってしまうと病んでいた。
いや違うな。正確に言うと昼間は病んでいるのだ。昼間は破滅に満ち溢れた文面だったし話も成り立たなかった。でも夜になると彼女はまともになっていた。(あくまで昼と比べれば、ですが)

俺はそんな彼女の意図を読めずにいた。

正直会ってみたいとは一度も思わなかった。
彼女もいろいろあって基本的には外出できない環境にいるようなので、会う会わないの話もなかったのだけど。


「俺は昼間は会社で仕事をしている」

そう言うと彼女はこう返信してきた。

「じゃあテレホンセックスできないねぇ、、、」

「う、うん…(´・ω・`)」

そしてその夜。なぜかメールセックスが始まった。


動画が突然送られてくる。


『タイトル 裂けるチーズ』


なんぞそら?

再生してみると彼女(和代)らしき女が裂けるチーズ(裂く前のね)を一心不乱にナメしゃぶっている。とにかくアップで恍惚とした表情でナメしゃくっているのである。
俺はこの時点で和代の顔は知らなかったので顔は初めて見た訳ですがそれがこの動画だった。


???


かなり危うい。。


「すごくエロいよ」

意味が分からないまま、俺は返信した。

次は乳首を自分の指でグリグリといじっている動画が送られてきた。
正直すごく痛そうなぐらいグリグリしている。

ちなみに彼女はメガネをかけて、物凄く痩せていてお世辞にも美人ではなかった。



そしてその次は風呂場らしき場所で全裸の彼女が自分のアソコをまさぐっているオナニー動画である。

そうか、これはメールセックスなのだ。もしくは俺にオナニーしてほしいのだろう。と気づいた俺。

「うん。ダメだ、俺もう射精しそうだ」

と、返信。


「うん。出して。早くたくさん出して」

なんだこの安いエロ映画みたいなやり取りは?と疑問に思いつつも。。

「アッーー。出てるよ、すごく出てるよ、あああああ」

と、返信。


「良かった」

と、すぐに彼女から返信があった。

今度は動画ではなく彼女の写真が添付してあった。
そこにはバストアップの写真で、メガネを外した和代がニッコリと微笑んでいたのである。



おしまい。


って、何だそりゃ?



訳が分かりませんがこれで本当に終わりなんですね。
たぶんそこで何かが彼女の中で終わったのだと思います。
それからメールはパッタリと止まり俺もメールすることなく終わりました。


さらにその日を境に彼女はワクワクメールも退会したようです。

なんだか狐につままれたような気分になりました。


 


最後に。

最初の方に彼女に聞いた事があります。彼女が割切り目的なのかよく分からなかったので、、

「ワクワクは趣味?それとも実益?」 俺

「うん?私にもわからない…」  和代  

        


わからない事だらけだ。   (了)

 

 

2023年追記:

この頃はちょうどリーマンショック直後でした。当時の文中には書きませんでしたが例の『派遣切り』に彼女も遭ったらしく休職中でした。「でもぜんぜん見つからない。凹む」というメールも送られてきましたがぼくに何が出来る訳でもなくて。(ぼくはぼくで当時追い詰められていたので余計に)和代の文面はとても短くて断片的でした。最後のメールでやり取りは終了しましたが終了せざるを得ない雰囲気だったのです。確認はしなかったけどおそらくはぼくのメルアドはブロックされていたと思うのです。

 

彼女が今、幸せだったら良いと思う(*´ω`*)

 

X(旧Twitter)やってます。たいちょ

 

隊長ホモに襲われる(映画館&サウナ)

※HP過去記事です。例によって後日談あり。

 

 

ぼくは10代の童貞少年だった。

 


その日も駄目人間ぶりを発揮していたぼくは、朝イチでパチスロのモーニングを拾い、
それが全部飲み込まれてしまうと、その日にやる事は無くなってしまった。
まだ午前中である。僕は途方に暮れた。 金もない。
残ったのは帰りの電車賃と千円札1枚。

喫茶店にでも入るか?

いや、お金が勿体無いしそんなに長くは時間が潰せそうもない。

その時、ふと看板が目に飛び込んできた。
{今○地下映画館、ポルノ映画2本立て500円}
500円?ふむ安いがな。2本見れば2時間くらいは潰せそうだ。よし行こう。

少年はあっさり決めてしまったのです。

これが有名なホモのハッテン場だとも知らずに。。。

 


モギリのオジさんに500円を支払う。とても無愛想だ。ギロリと睨まれたような気すらした。

まず、気になったのは通路に異常なほど人がいる事だった。普段着の男で小太りの中年が多かった。サラリーマンは少ない。何だか異様な雰囲気を感じた。どいつもこいつもぼくの顔をジロジロ見るのだ。顔を半分新聞で隠してみてる奴もいる。

なんだ?この人たち。何で映画見ないの?まだやってないのかしら?
そう思いながら観音開きの分厚いドアを開くとしっかり上映していた。
なんだ、やってるじゃないか。。。

中も人はけっこう多かった。ただしそのほとんどが後ろの通路に固まって立って見ている。席はガラガラだ。 何でみんな立って見てるの???

せっかくなのでぼくは前の方の席の1番端に座った。今考えると端に座って良かったと思う。。。

映画はとてつもなくつまらなかった。まず、古い洋ピンだったしモザイクが粗すぎてアップになると画面の3分の2くらいがモザイクになるので何が何だか分からなかった。
覚えているのが馬車の中で英国紳士とレディの絡みのシーンだ。
しかしこんなつまらん映画になんでこんなに人が入ってるのでしょうか?

気がつくと僕の座る椅子の隣に男が立っていた。
どうやら座りたいようなので僕は足を軽く引っ込めて通れるようにしてやった。男はそのとき何かを言ったようだったが、音響のせいで聞こえなかった。たぶんお礼を言ったのだろう。するとすぐにドスンという感触が隣から聞こえた。見ると私の左隣に男が座っている。

なんで???
他にメチャメチャ空いてるやん。なんでここやの????
{もしかして、ここが彼の指定席かな?}アホで有名なぼくはそう思って納得してしまっていた。

彼の横顔を見たが、モデル顔のとても良い男だった。

(某男性デュオのボーカルに激似)
真っ直ぐ画面を見つめていたのでぼくも安心して映画を見続けた。

が、5分くらい経った頃だろうか、僕の左足のふともも辺りに妙な感覚があった。
見ると隣のモデル顔の左手の小指が私のふとももの上に軽ーく乗っているのだ。
何?意味がよくわからない。男は映画を凝視したままだった。
あまりにも意味不明でぼくはずっとその長い小指を凝視していた。

す、すると次には掌全体が僕のふとももに乗り、スルスルと内側を撫で始めたのである!

ヤベー!!!こいつ、モーホだ!たーすけてくれー!(←やっと気付いた男)
次の瞬間、僕はリュックを引っつかみ走り出していた。

ドアを開けロビーを駆け抜けた。
ロビーのオヤジたちが一斉にこっちを見た。彼らも追いかけてきそうな気がしたので、ぼくは外を出てからも走り続け、地下鉄のホームまで走り続けた。
お母ちゃん!ぼく、ホモに襲われそうになったんだよ。父さん! 

怖かったよ、うえーん。

マジ、怖かった。こんな怖い思いをしたのは初めてでした。
あそこはホモの発展場だったのです。つまりはホモの方々の出会いの場で彼らにすれば言わば聖域なのだ。でも、という事はあそこに居た方々はみんなそういう種類の人なのでしょうか?それならあんなに居るんですかい?

そんなところに十代の獲物が丸腰で入場してしまったのです。
そりゃ狙われますわ。ぼく美少年だし。(←真顔で嘘をつくな!)

ぼくのふとももをなでたあの白魚のような指はあの後どのような動きをする予定だったんだ?考えただけで怖いよー。

しかしえらい所に迷いこんでしまった。(映画館編完)

 

 

やけにホモにモテた?いや、遭遇した時期があったんです。
前述の映画館は知らずとは言え、ハッテン場に自ら入り込んだ訳で仕方がないのですが、普通にトイレで用を足した時にナンパされた事が2回もありました。(いずれも10代の頃)

でも、そんなのは大した事ではない。もっとやばい目に遭ったのだ。
その場所はカプセルホテルの露天風呂である。
今思い出してもあれはヤバかった。絶体絶命だった。

友人とパチンコの旅打ちに大阪に行ったが、例によって素寒貧(スカンピン)にやられ、ケツ毛まで抜かれてまともな宿にも泊まれずカプセルホテルに泊まる事になった。

が、ここのカプセルホテルは値段の割に非常に快適だった。
ここはサウナも経営しているので、カプセルの客も利用できて風呂は多いし広かったのだ。友人と私は安いメシも食い終わっていたので、ひとっ風呂浴びることにした。その日は平日ですでに夜中に近かった事から浴槽に人があまりいなくて余計に気分が良かった。


友人はサウナマニアで、私は露天風呂マニアである。
ここの露天風呂はベランダから下を覗くと一面にお墓が広がっているという、非常に
イカした(?)ロケーションである。結構広いので気持ちが良い。

私はドアを開けて露天風呂に入った。そこは全体的に暗くて非常に素敵だ。

スポットライトが中央を照らしている。

風呂につかると奥に人がいるのが見えた。
ぼくは気持ちが良く、目をつぶった。夜風がほほを撫でる。

気持ちが良いぜベイビー。

しばらくしてから私は目を開けた。するとさっき奥にいたはずの男が中央まで来ていた。男はこちらを見ていた。何だか嫌な予感がした。男は面長でモデル顔である。イイ男だ。少しだけ映画館の悪夢が過ぎる。
まだこっちを見ている。

ヤバイ。心なしか少しづつ近づいてきているような。。。。

いよいいよヤバイ。
{何かアクションを起こされる前に逃げよう}そう思った瞬間である。
男はザバっと立ち上がった。

暗闇の中で男のシルエットがスポットライトに照らされていた。

なんてこった!!!

たーすけてくれー!!!誰かー!!助けてー!!!

男のペニスはビンビンに勃起していた。
露天風呂で勃起している奴を見たのは初めてである。

その勃起チンポは真っ直ぐにぼくを狙っていた。少しづつ近づいてきている。しかもそのチンポは長かった。細かったけど長かった。そして亀頭がやけにデカかった。お湯とスポットライトでテラテラと光っていた。(ジェイソンの斧よりもコレの方が個人的には怖かった)

たーすけてくれー!!!誰かー!!助けてー!!!

絶体絶命だった。何がヤバいってぼくは全裸なのだ。これをピンチと言わずして何をピンチと言おう。

が、その時、奇跡が起きた。サウナに入っていたはずの友人が露天風呂に来たのである。男はさっと体を入れ替え露天風呂から去って行った。神様。私は助かったんですね?


「ホモがいる!ホモがいるんだよ、吉田君!」(吉田ではナイが)
私は友人に報告した。友人はマジでビビッていた。

我々は逃げるように風呂をあとにした。

この事件は今でも思い出します。
しかしあのとき友人が来なかったらぼくは一体どうなっていたのでしょうか?考えると怖いです。そしてその後しばらくは、初めて会う男はまず、{ホモではないか?}と疑ってしまうようになってしまいました。特に面長でモデル顔は疑っています。
※面長でモデル顔の人、ごめんなさい。              

 

(サウナ編完)

 

 

2023年追記:

LGBTQ。分かっています、ホモと言ってはいけないという風潮があるのも知っていますが本文ではあえてホモと言っています。理由がホモが一番響きが可愛いからです( *´艸`)

ここでぼくがやたらモテたと言っていますが今ならぼくにもその理由が分かります。ズバリ『若かったから』です。ぼくたちがJKが誰でも可愛く見えるようなものですよ。(まぁそうでもないのも居るけどね)彼らは基本ノンケが好きでしょうしね。名古屋は意外と多いです。納屋橋にもそれ専門のホテルありますしね。ちなみに最初の一話の映画館は残念ながら(?)ほどなく閉館し今やビル自体が無くなってしまいタワマンの建設が始まっています。ここで『タワマンでユビマン』という語呂の良い言葉が浮かぶのですが『タワマン買った人やタワマンに住んでる』と聞くとどうしても『タワマンでユビマン』という言葉を投げかけたくて、って言うか実際に言ってしまう。『タワマンでユビマン』もしぼくに言われた場合は『傘持ってないのに雨に降られた』ぐらいに思ってくださると幸いです。(*´ω`*)

 

X(旧Twitter)やってます。たいちょ