ニュー裏モノ探検隊:一風堂

日本フーゾク。たいちょうのひとりごと

スペルマの神に祈る

 

遠い昔、女のところに数日間だけ居候させてもらった事があった。

ぜんぜん色っぽい関係ではなくて知り合いの知り合いみたいな遠い知り合いだった彼女(だいぶ年上)のご好意で旅行中に宿代わりに雨露をしのがせてもらったのである。また、ちょうどその時期彼女にはストーカーっぽいのが居たのでぼくが数日でも出入りしていると安心だ、という彼女からの提案でもあった。

何事もなく2日が過ぎた。(当然ですよ)※余った部屋に寝袋で寝泊り。

 

俺は最終日にそこから足をのばしてソープ街へ行った。

何しろネットなど無い時代である。地元のペラペラな癖にたっかい風俗新聞をコンビニで威風堂々と買い込み路地裏で堂々と(こそこそ)情報を収集して戦った。口コミなんぞはないので予算と店の名前と雰囲気が決めてだった。うろ覚えだが『アラビアンナイト』的な名前の店だったと思う。まぁお店に行ったのは太陽の出ていた時間だったけどね、ああそんな事はどうでも良い。早い話が夕方4時までにINすればナイトタイムより随分お安く遊べたのだ。昼割だ。高級中華がランチタイムはお得なのと一緒だ。内容は大満足だった。

なにしろ若さも手伝いこの淡白野郎の俺をもってして3発も抜いた(抜かれた)のである。

当時は若かったので勃起サプリなどのドーピングも無しだ。

相手の嬢がまぁ頑張ってくれたんです。

ていうか昔はそういうプロ意識に優れた嬢が昔は多かったの。

90分で3発も抜くと達成感もすごくてね。思わず、すれ違う仕事帰りのサラリーマン1人1人に『よぉ社畜ども、今日もお仕事お疲れ、でもそんなんでお前の人生満足なん?』と声をかけたい気分だった。(刺されるぞ)

 

それは冗談だが家に帰り気分良く世話になった女性の部屋の片付けをして女性の帰りを待った。明日からまた俺は違う場所へ流浪する。目指すは北陸富山だ。なんやわからんがキトキトやぞ。

 

「おかえりなさい」(にこにこ

「、、、」(口角を少しだけ上げて微笑む女性

なにやら帰宅した女性の様子がおかしい。

どうも取引先でトラぶったらしく元気がない。とても凹んでいる。

俺はあまり人を元気付けるのは得意ではないタイプだが『気休め』を言わせたらなかなかの腕がある。得意なのは『例え話に気休めを絡ませた話に自分なりの同じような体験談をくっつけてその時にどう乗り切ったかを語ること』だ。その日もそれをやった。それがどうやらボロボロの彼女のココロに少しだけ刺さったようだった。

 

 

そんなんしてたら流れで彼女とセックスする事になってしまった。。

断れない雰囲気で誘われたのである。

 

ラッキー。

 

ラッキーじゃないよ、さっき俺3回抜かれてるし。むしろ魂すら抜けとるぐらいだ。

でも、女から誘わせておいて『さっきソープで3回抜いたからチンコ起たへんねん』では男が立たないではないか。正直この女性とはもう2度と会わないような気がする、でもさっきのソープ嬢の方が遥かに若くてボインちゃん(死語)だったのだ。それに正直俺は素人は苦手だ、だいぶ年上だし。(ちゅーかあんま素人と経験が無かった)

 

だがしかし、、

 

 

『スペルマの神よ!我にチカラを与えたまへ』

 

なんやしらんけどチンコが普通に起ちました。

中華食ったあとでも精進料理ならいけた、みたいな感じかもしれません。(失礼だぞお前)

まぁ大変下手糞な性交でしたけどなんとか格好だけはつけれたんです。

 

そして彼女の素敵なところはこの後、俺に対する態度がまるで変わらなかったところです。

よく居るでしょ?なかなかさせてくれなかった女の人がしちゃった次の日からイキナリ世話女房気取りになっちゃったりするパターンとか。彼女は普通に次の日ぼくを見送ってくれました。(手土産まで用意してくれて)むしろ俺が後ろ髪引かれたぐらいですよ。(女々しいのう)ていうかお前の性交がヘタだからどうでも良かったん(以下略

 

とにかく。

 

スペルマの神よ、ありがとうございました。(そんなん居るんかよ)

 

 

と、春が近いのでそんなエピソードを思い出して書きました。

 

たいちょうでした。

 

 

でわまた。。

 

 

 

 

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