※HP過去記事です。
何年か前の話、アタマの良くなる薬を飲んだ。
これはいわゆるスマートドラッグ通称『スマドラ』というモノである。
なぜ飲もうかと思ったかと言えば俺があまりにもアホだからだ。(先生っ!この子、自覚はあるんです!)
もしかして。。いやいや薄々感じてはいたがおれのアホさ加減は病気なのかもしれんと本気で思った訳です。
って笑えない話やのう。(先生この子、真剣なんです!)
まぁとにかくアタマが良くなりたくてアタマの良くなるクスリを飲んだ訳です。
…
もうね、自分の頭の悪さを薬で良くなるようにしようとする発想自体がアタマ悪い…。
いいんです。俺は頭がイタいんです。もしくはかゆい。困ったもんだねぇ。(他人事かよ)
で、結果がこれです。
どれ?
いやいや今皆さんの前で語ってる俺自身そのものです。
変、わ、っ、て、い、な、い。。 ※むしろ悪化
いやいやもしかしたら。もしかしたらですよ。
もともと頭痛くない人に鎮静剤飲ませても効果は感じられないですやん。
それと同じで俺って本当はもともとアタマ良いんじゃね?ん、なに、もういいから布団しいて寝ろ?バカ寝ねーよまだ昼だし。
冗談はさておき本物のエピソードを披露する。
☆
おれは3歳まではアタマがすこぶる良かった。(ような気がする。あ、いや誰にも言われた事も無かったけども)
ところが銭湯で強くアタマを打った。(とても強くだ)
お祖母さんと銭湯に入ってたんです。そう、あの大好きだったおばあちゃんだ。(みんな知らんやん)
まぁでも俺の老婆好きは有名なのだがこれは自分のお祖母ちゃんが好き過ぎたからだと思う。逆に爺はそれほどでもなかった。スマン。
そのおばあちゃんに幼い俺は手の平で作ったシャボン玉を見せたくてタイルの上を走ったのだ。
するとツルリとすべりそのまま地面に後頭部を打ち付けていた。
『カーン』 という絶望的な音が頭の奥で鳴り響いたがおれはすぐにたちあがりまたおばあちゃんのトコへ走り出した。
するとありえない事が起こった。また全く同じ体勢ですっ転び、後頭部をさらにさっきより激しく打ち付けたのである。
今度は頭の奥で 『ガシャン』 というような音がした。今度はしばらく天井を見ていたような気がする。
不思議と痛みはなく立ち上がるとフワフワして何だか気持ちが良かったような気もする。
だが転んで頭を打ったのは恐怖で、三つ子の魂とか言うが、俺はそれ以来現在に至るまで、そろりソロリとなるべく
転ばないように歩くようになったように思う。
ていうかいつでも転びそうな気がするのだ。階段を降りる時とかすごく慎重です。
おばぁちゃんに 「さっき転んじゃった」 と簡単に言いましたが心配させると良くないので詳しくは言わなかったと記憶している。
※というより病院に連れて行かれるのを恐れていた。
☆
そして推測するに、この日を境に俺はアホになったのです。
そうなんです。小さい時アタマ打つと馬鹿になる。あれは本当の話なんですよ。
とにかく興味のない事は頭に入らない。人の顔を覚えられない。名前も覚えられない。
確証はないけどそれまでは物覚えの良い子だったような気がするのだ。
特に物を立体的に見る能力が決定的に欠けている。あと数字の計算能力がない。
それを今回クスリでなんとかしようという試みである。
『帰ってこい。無くしてしまった俺自身。』 (って最初から無かったんじゃねーの?)
と、いう訳で、、(以下が実験)
☆
欧米でスマートドラッグ(頭の良くなる薬)というのはわりかしポピュラーなようだ。
認知症および失語症などにも使われるようだ。いくつか効きそうなものを個人輸入した。
なお、今回何を購入したかは言わない。
俺が欲しかったのは素早い読解力と持続性のある集中力だ。
なぜ品名を言わないかというと、あまり良い結果が出なかったからだ。
確かにいくつかの物は頭がいやにシャキンとした。
ただなぜか氷のような冷たさと、とてつもない不安感が襲ってきた。
特に集中力が増す訳でもなくてただ単に不安だった。海の底を覗いてるような気分が続く。ダメだこりゃ。俺には合わない。
ちなみに良い結果が出てる人もいるようです。でももう試すのはやめました。
だって、俺、アホだから存在意義があるような気がするもん。(今さらながら)
レポート自体はこれだけである。
結果も出ないのになぜレポートを書いたかというとですね。。
『小さい時に銭湯で頭打った話』 をどうしてもどこかに書きたかったのです。
それだけです。
いやー満足したなぁ。。。
結論 「バカにつける薬は無い」 (了)
※問い合わせいただいても個人輸入したドラッグ名は教えられません。
なぜって?俺は頭を打ったからそういう記憶力が無いからです。(マジ)
ちなみに飲んでる間しか効果はないみたいだよ。
2023年追記:一部のスマドラは禁止になったってさ。