仮想通貨と仮性包茎って似てるよね。(にてねーよ)
序章の続きの本編です。
☆
ぼくはお店の駐車場に車を停めた。
お店に駐車場があるのはたいへん助かる。だってこの近辺バカみたいに駐車料金高いんだもん。昔桜木町らへんで時間貸しのパーキングで停めて耐え難き眠気に抗えずに何時間か寝てしまったら駐車料金が4千円近くになっていて気絶しそうになった。トラウマだ。パーキングにそんな払うならラブホで1人休憩した方が良かった。オナニーできるし。
店は自動ドアで受付が1階だ。おお。何に感動しているかと言うと最近行ったソープが受付も2階へ上がって行く店がやたらと多かったからだ。(ただし下には2階へ行くだけの為にエレベーター付いてたりするけど)
パネルが3枚出された。(良心的)パネル通りの嬢が出てこないのは今までに8000万回ぐらいあったので心眼を開く。「右の子は評判良いですよ」ボーイが口を挟む。この言葉は額面通りに受け取ってはいけない。たいがい元から人気のない子か、今日まだお客の付いていない不人気嬢を薦めてくるパターンが多いからだ。ぼくはそのパターンは今までに9000万回ぐらい喰らっている。
「この子で(くわっ。開く心眼)」たいちょ
ボーイの声が少ししずむ。
「この子はタトゥーがありますが大丈夫ですか?」
「ワンポイントですか?」たいちょ
「いや結構ガッツリ入ってます」
ボーイは申し訳なさそうに言った。
ウエルカム。ウエルカーム!YES高須。
その子でオナシャス!
隊長は知る人ぞ知る『 嬢の刺青好き 』という謎の性癖があるのだ。
ご案内。
えらい若くてオシャレっぽい女のコ出てきた。すらっとしてて都会的センスを感じる。さすがヨコハマヨーコ(ヨーコではない)顔は可もなく不可もなし。
部屋にご案内される途中から首すじにタトゥーが見えていた。温かいお茶を頂いてから嬢とぼくは服を脱いだ。全身をまじまじと見つめる。ぼくは和彫りが好きだけど西洋系タトゥーもなかなかだ。特におっぱいの上にある蝶のタトゥーはセクシーだ。
「ステキだね」たいちょ
ぼくは素直に感想を言った。
すると嬢はタトゥーを入れた事を今では後悔しているのだと言う。背中にも見事なタトゥーが入っている。若気の至りというレベルではないので何で後悔してるのか分からない。今まで会った刺青嬢は総じて刺青に誇りを持っていてむしろドンドン増やしていっているタイプが多かった。みんな口を揃えて言っていたのは『 温泉旅行にともだちと行けないのがツラい 』って事ぐらいだった。
「そのタトゥーが君の魅力をむしろ上げてると思うけどね」
ぼくは本心から言ったが嬢はあまり反応してくれなかった。
プレイが始まり彼女の乳首を口に含んだときに思う事があった。プレイが終わり(はえーな)お話をする。
彼女はお酒が大好きでほぼ毎晩朝まで飲み歩いているようだ。若いって良いな。ジジィやババァも飲み歩くけどさ。福富町のソープ嬢らしい。この辺はチンピラが多くて日本で1番治安が悪いんじゃないかと彼女は言う。え?わいは今そんな場所に居るの?
「子供居るよね?」たいちょ
唐突に、なぜ自分でもそんな事を言ってしまったのかは今でも分からない。
「 え?え?なんで?なんでそんな事思うの? 」
嬢はしどろもどろになった。
「 う、うん。2人居るけど私ってそんなそぶりしたかな?」
「ごめん、変な事聞いちゃった。なんとなく、だから」(たいちょ)
ぼくはそう言ったがさっき乳首を口に含んだ時にそう思ったのだ。言っておくが黒ずんでるだとか形がとか乳の味がするとかそういうんじゃないけど何か確信めいたものがあったのだ。これは授乳したことのある乳首だと。彼女はずいぶん若いしスタイルも良いし妊娠線などまるで無かった。
子供はふたりとも幼稚園と小学生でまだ小さいそうだ。すでに離婚していて親の実家に住んでいるらしい。人には色々な人生と環境がある。子供小さくても親が面倒見てくれてるなら朝まで飲み歩いてたって良いじゃないか。
これは憶測だが子供が大きくなるにつれて彼女はタトゥーが全身にあるのを後悔しているのだと思う。
でも刻まれたタトゥーは貴女の一部なので後悔なんかはしてほしくないと思った。
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とくにオチはないけど横浜福富町ソープの体験談でした。
ちなみにこのお店は帰りにお土産が貰えました。※病気ではない
お店のオリジナルグッズ一式です。こういうサービスは嬉しいね。
ただ、ただだ。
誰がそんなもん家に持って帰れるんや。。(全部お店の名前入り)
しょうがないから友達の風俗店経営者にあげました。
それはまだお店に飾ってくれてます。
☆
最後まで読んでもらえて嬉しいです。
でわまた。。
※本文と写真は関係ありません
※なぜかPCの写真ホルダに有りましたw